金沢百枝
美術史家。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。1968年、東京都生まれ。インドで育ち、英国で教育を受けた後、東京大学大学院理学系研究科及び総合文化研究科にて博士号取得(理学・学術)。多摩美術大学美術学部芸術学科教授、アートとデザインの人類学研究所員。著書に『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繡布》を読む』(島田謹二記念学藝賞)、『ロマネスク美術革命』(サントリー学芸賞)、『工芸青花』でロマネスク美術について連載中。近年、17世紀オランダのダーニング・サンプラーを蒐集するなど、西欧における工芸史(ガラス・刺繍)にも関心を寄せている。